
第二回は『破風』なんですが、初回の『唐草』よりは耳にしたことがあるかもしれません。
これも唐草と同じように屋根の見切れの部分の納まりの名称ですが、広く建築業界では、切妻屋根(三角屋根)の妻壁(屋根の三角を見るように立った場合の正面の壁)のことをさす場合もあります。
唐草の下に付けられていることがほとんどで、屋根の構造上の厚みの小口を覆うように木下地が取り付けられ、意匠性と下地の腐食を防ぐ為、板金加工した物が取り付けられています。
破風も唐草と同様に屋根の見切れの部分の納めの為、
腐食の進行が激しい場所です。