前回からの続きで雨仕舞いの話です。

雨は間違いなく降るもの、流れるものなので、降ること、流れること、そして降った雨が流れて、隙間に入り込もうとすることを前提として対処することです。
防水のように降るのは良いが、流さなければ、入り込むような隙間を作らない!!というのと、思いのほかけっこう違います。
防水工事と言ってもいろいろな種類があるので一概に言えませんが、建物の現状や予算などに差異がそれほど大きくなければ、おのずと使用する部材も決まってきます。
けど屋根板金工事となると、建物の立地の方位性(東西南北と屋根の向き、傾き等)や周りの建物の状況(日陰になるか、どんな風の吹き方をするか等)によって部材を選び、工場内で加工し、現場でさらに加工を施します。
なので複雑な雨仕舞いの加工に対応出来るように板の厚みも考慮されています。
しかしこの加工ができればどんな状況でも雨仕舞いで対応出来るかと言ったらそうではありません。
雨仕舞いで対応するか、防水で対応するか、この判断は雨量や風速の限界値を知らなくてはいけません。
(←決意のほどを漲らした革命家のようにりりしき姿のようですが、
食べ物を前にしてただ単に行儀よくしているだけです、、、、。)
次回に続く...