



3月16日からLIXILエナジー社の太陽光発電工事の研修会で千葉に来ています。
16日に釧路空港を発って羽田に向かう際には、青森の八戸辺りまでは雲がかかっていて地上の様子は見えなかったんですが、雲が晴れてきてからは海岸線の様子を窺うことができました。
「どうなってしまうんだろう・・・」そんな気持ちでした。
羽田に近づいてきて高度を下げてくると、東京湾の中を右に左に行きかうタンカーや小型船が、衝突しないのか心配になるくらいの数の船が往航してました。その中に見えてきたのが、
鉄骨も真っ黒に焦げ、ねじ曲がり、すすの塊のようになったコンビナートでした。3月11日におきた千葉県市原市のコスモ石油のコンビナート火災の現状でした。
東北の海岸線の様子、大爆発を起こしたコンビナート、間違いなく起きてしまったんだと実感しました。
研修会場でも計画停電の影響や、ガソリンの品薄等でスケジュール通り進めるのにスタッフの人たちも苦労していました。北は北海道から(自分)南は山梨・長野まで(それより西は大阪会場)受講する人たちも各地から来ているので、(たぶん北海道以外は車移動)今回の震災での混雑状況では間違いなく仕方ないでしょう。けど挨拶の際に講師の方も言ってましたが、今回のような大変な状況の中、研修に各地域から集まってきた今回の研修会はとても一体感があったように思えます。「他人のことなんか知らない、関係ない。とにかく自分だけさっさと研修終わって帰れたらいい。」大体、いろんな説明会や研修会に行ってもそんな空気が流れてるもんですけど、実地研修で、ちょっと手こずっていたら手を貸す、昼飯のときでも、自分の分よりみんなの分先に味噌汁をよそう、そんな光景が普通に全体に広がっていたような気がします。
北海道はおかげさまで、津波の被害はありましたが、大丈夫でした。海外から、南日本から、関西広域連合から続々と支援の声が上がっています。海を隔てたこの北海道から何ができるのか考えたいと思います。
写真は、千葉県松戸市市内で地震で崩れおちた瓦葺きの屋根、そして松戸駅東口で募金活動をする地元の高校生です。