2012-02-18
今回は異なるジャンルの2冊です
1冊は『ジェノサイド』です
平積みランキング1番になっていて、手に取ったんですが、ボリュームがかなりあります。
590ページです 壮大なスケール感を、読む前から感じさせるには十分ですが、
大作の前に、読者の集中力が続かなくなる本も数多ある中、 この引っ張り込んで、そのまま引きずられる感じ、それも、とてつもないエンディングに向け加速する世界観・・・
これは映画では絶対無理ですね。
改めて小説の、自由に広がる世界観は、映画を超越していると実感しました。
人類の歴史、人生観、親と子、それとこの先の人類の未来、、、
アバター3本分って書評もありましたが、大げさでなく10本分はあります(アバターファンの人ごめんなさい)
発行されてからしばらく釧路市内に並ばなく、もう注文しなきゃダメかと思い始めた時に見つけました。
タイトル通りエレキメーカーのソニーの話です。
戦後間もなく東京通信工業という名で誕生したソニーが、二人のカリスマ創業者のもと、アメリカに日の丸を立て、日本=ソニーと言うくらいにアメリカ、ヨーロッパを席巻し、モノづくり大国日本の代名詞とも言われた、あのソニーが、なぜ今のような魅力のない会社になってしまったのか、、、
この本を読めば、痛いほどよくわかります。
自分たちも、モノづくり企業の端くれとして身を律しなければと教訓にさせてもらいました。 先日のストリンガー氏からあらたに社長の座を受け継いだ平井氏、この本はその発表前に書かれたものですが、予言通りです。
ソニー崩壊の始まりなんでしょうか、、、。
映画ファンの方なら『トゥルーロマンス』という映画を知っている人もいると思います。その映画の冒頭で主人公のクリスチャン・スレーターが、深夜のポルノ映画館で見ている映画がソニー千葉(千葉真一)主演の3本立てでした・・・・。