住宅版エコポイント制度がスタートします!
ポイントの発行対象及び発行ポイント数
● 持家・借家、一戸建ての住宅・共同住宅等の別によらず、対象となります。
● 国からの補助を受けて窓や外壁等の断熱工事を行っている場合は、ポイントの発行対象外です。(長期優良住宅普及促進事業助成金など)
※ただし、高効率給湯器や太陽光発電設備等については、ポイント発行対象工事に該当しないため、これらに対する補助を受けていても、ポイントの発行対象になります。
● ポイントが発行された住宅であっても、要件を満たせば税制特例や融資の優遇を受けることができます。
(1) エコリフォーム(A+B+C=300,000ポイントを1戸あたりの限度とします。)
窓の断熱改修工事又は外壁・屋根・床・天井の断熱改修工事をそれぞれポイントの発行の対象とします。また、それぞれの工事と一体的に実施する場合に限って、バリアフリー工事をポイントの発行の対象とします。
A 窓の断熱改修
a)発行対象
改修後の窓が、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和54年法律第49号))に基づく省エネ判断基準※(いわゆる「平成11年基準」。以下単に「省エネ判断基準」という。)に規定する断熱性能に適合するよう行う次のいずれかの断熱改修を対象とします。ただし、住宅エコポイント事務局に登録された建材を使用する断熱改修に限ります。
b)発行ポイント数
窓の大きさの区分及び改修方法に応じて定める以下のポイント数に施工箇所数を乗じて算出したポイント数を発行します。
《内窓設置※1 外窓交換※2》
大 2.8㎡以上⇒ 18.000ポイント
中 1.6㎡以上2.8㎡未満⇒ 12.000ポイント
小 0.2㎡以上1.6㎡未満⇒ 7.000ポイント
《ガラス交換※3》
1.4㎡以上⇒ 7.000ポイント
0.8㎡以上1.4㎡未満⇒ 4.000ポイント
0.1㎡以上0.8㎡未満⇒ 2.000ポイント
※1 内窓の交換も含みます。
※2 増築等に伴って新設されるものを含みます。
※3 ガラス交換は、交換するガラス1枚あたりにポイントを発行します。
※4 内窓又は外窓のサッシの枠外寸法を測定します。
※5 ガラスの寸法を測定します。
B 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
a)発行対象
改修後の外壁、屋根・天井又は床の部位ごとに、一定の量の断熱材(ノンフロンのものに限る)を用いる断熱改修を対象とします。ただし、住宅エコポイント事務局に登録された熱伝導率などの断熱性能が確認された断熱材※を使用する断熱改修に限ります。
※JIS A 9504、JIS A 9511、JIS A 9521、JIS A 9526、JIS A 9523、JIS A 5905に適合している認証を受けていることや、それと同等の性能を有することが証明されていることなどが要件となります。
b)発行ポイント数
下記に示す施工部位ごとにポイント数を発行します。
外壁 ⇒100,000ポイント
屋根 ⇒ 30,000ポイント
床 ⇒ 50,000ポイント
※上記の物には使用する断熱材の区分と、最低使用量の基準が設けられています。詳しいことは当社までお尋ね下さい。
C バリアフリー改修(50,000ポイントを1戸あたりの限度とします。)
a)発行対象
A又はBの改修工事と一体的に行う手すりの設置、段差解消又は廊下幅等の拡張のバリアフリー改修工事を対象とします。
b)発行ポイント数
A又はBの改修工事と一体的に行うバリアフリー改修について、施工内容に応じて以下のポイント数を発行します。
手すりの設置
浴室の手すり設置⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
便所の手すり設置⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
洗面所の手すり設置⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
浴室・便所・洗面所以外の居室の手すり設置⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
廊下・階段の手すり設置⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
段差解消
屋外に面する出入り口(玄関・勝手口等)の段差解消工事⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
浴室の段差解消工事⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
屋内(浴室を除く)の段差解消工事⇒箇所数にかかわらず5.000ポイント
廊下幅等の拡張
通路の幅を拡張する工事⇒箇所数にかかわらず2.500ポイント
出入口の幅を拡張する工事⇒箇所数にかかわらず2.500ポイント
※具体的な施工内容は原則バリアフリー改修促進税制の取扱いに準じます。
ポイントの交換
ポイントの交換対象
・環境配慮製品等
・地域産品
・商品券・プリペイドカード
・環境寄附など
即時交換
《エコリフォームの即時交換》
ポイントを充当することにより住宅の質の向上を図るため、エコリフォームによって取得したポイントを、当該エコリフォームを行う工事施工者が追加的に実施する工事の費用に充当できるものとします。
以上が住宅版エコポイント制度の概要です。
もっと詳しい内容をお知りになりたい方はメールでのお問い合わせも受け付けていますので、ご遠慮なくお問い合わせください。